メンバー脱退のお知らせ

いつも応援してくださっている皆さんへ

いつもありがとうございます。

この度、2008年からcreepsの三代目のドラマーとして在籍していた小田島が脱退することとなりましたのでご報告申し上げます。

creepsは数年前からアルバム制作に取り組んでいましたが、その流れの中で、本人からの要望もあり、一度はメンバーで説得したものの、最終的にはメンバー全員で何度も話し合い、脱退の方向となりました。

9月7日、8日に予定しているタテタカコさんとの2マンライブが、現メンバー体制でのラストライブとなります。

別な事情もあり、アナウンス前のイレギュラーな形となってしまいましたが、6月29日に開催された「SHIROFES.2024」、7月21日開催の「シチノヘオトマツリ」、8月18日に開催の「NIJI ROCK FES 2024」は、サポートドラマーとして葛西光明氏(not for sure、6dB、Quarry麺)を迎えての出演となっています。急なオファーであったにもかかわらず、サポートを快諾し、短期間で準備をしてくれた葛西氏には心から感謝しています。

アナウンスが遅くなりましたこと、深くお詫び申し上げます。
creepsは引き続き、アルバム制作を一つの目標として、今後もライブ含めて活動して参ります。


小田島本人及び各メンバーからのコメント

ありがとうcreeps 

2008年参加から、数々の感動と出会いに感謝。自身初の事ばかり、REC、ツアー、ワンマンLive、FES参戦と長いようであっという間の15年。最近は作り手の意図を掴みきれず、中々形にできないジレンマに陥りもがく日々が続きました。

還暦を迎え本業が一区切りつきそうになった時、新しい音源を発表するための取り組み中今まで以上にもがいていたのです。過去同じような状況は幾度もあり、都度メンバーに助けられてきました。作者竹内のイメージを再現することが困難になってきたこと的確に感じとり表現できなくなってきたこと聴いて頂ける人びとを楽しませることが出来るのか?そんなおもいを抱きながらの創作などうまくいくはずもなく新しいモノに向かっているメンバーとのあきらかな温度差を感じるようになりました。皆を欺くことが耐えられずメンバーに想いを伝えたのです。

幸い全員が私の意図を理解してくれて、15年間在籍したcreepsを卒業させていただきます。新たなcreepsが作り出す世界を願い陰ながら応援することとします。

ありがとうcreeps

小田島 哲雄


2008年に2人で一緒にcreepsに加入してから16年。
3人での初めてのリハはグチャグチャで、「この面子、失敗だな」って思ったのは今では良い思い出。

それから。

スタジオで、ライブハウスで、ツアーのホテルの同部屋で、フェスで、レコーディングで。居酒屋で、中華料理屋で、BBQで、PUBで。
16年間で、たくさんの同じ景色を見てきましたね。

卒業。

たくさんたくさん皆で話し合ったのに、皆で決めたはずなのに、なんで、どうして、こんなに悲しくて、寂しいんだろ。

こんな未熟な僕をいつも優しく受け入れてくれて、一緒に演奏することを諦めずにいてくれた小田島さん。
大好きな小田島さんに、心からの「ごめんね」と「ありがとう」と「愛してる」を伝えたいです。これからもよろしくね。

感謝しています。
16年間、本当にありがとう。

成田 翔一


小田島さんへ

約12年間いつも優しく見守ってくれてありがとうございました!

思い返せば一緒に色んな場所に行ったし、色んなものを食べたし、一緒にたくさん笑いましたね。

小田島さんからはリズムに対する考え方とか、音楽への向き合い方とか、楽器へのこだわりとか、たくさんのことを学ばせてもらいました。

そして親子ほどに年齢の離れた人とバンドをやったのは個人的には初めてでしたが、こんな若輩者の僕を受け入れてくれて、creepsに迎え入れてくれてありがとう。

小田島さんの8ビートは唯一無二です。すぐに後ノリの粘っこい8ビートを懐かしく感じてしまうことと思います。気持ち良さそうにドラムを叩く姿が最高でした!

これからも色んな場面で顔を合わせる事があると思います。

一緒に音を出す機会が少なくなってしまい寂しいですが、これからもどうかお元気で…本当にありがとうございました!

笠井 亮平


『カンテラ』リリース後のスタジオリハーサルにお邪魔し、居場所に困っていた自分に椅子を用意してくれた小田島さん。ついこの間のことのようです。あれから14年、creepsで一緒に過ごした事は自分にとって特別な経験ばかりでした。


そんな時間がきっと当たり前のように続くものだと思っていただけに寂しいですが、このメンバーで作った音楽はこれからもみんなの側に居続けますし、バンドは離れても関係は変わらず、くだらない事で腹を抱えて笑ったり、美味しいものを食べたり、もちろん音楽では違うステージで特別な時間を過ごせたらと思います。

これからもよろしくお願いします。
今までありがとうございました。

岩崎 潤(Kokeshi-Factory)


2007年、音楽を辞めようと思っていた自分を支えてくれた翔一と小田島さん。

別に新しいバンド名でも良かったんだけど、二人から、バンドでやるなら「CREEPS」でやりたいと言ってくれた時、なんかとても嬉しかったな。
だから、2008年からは小文字表記の「creeps」に。
3人で、新たなバンドとして、いい音楽を創らなきゃって、再出発を決意できた瞬間でした。

前のめりな音楽しか知らず、バックビートなんて未だに分からない自分にとって二人は最強で最高の自慢のリズム隊。

この二人に色んな景色を見せたくて、途中からリョウチンと岩崎さんも加わって、もちろんお客さんやバンド仲間、先輩ミュージシャンにもcreepsを伝えたくて、今日まで頑張れていた自分がいます。

ずっとこのメンバーで音楽の旅を続けれたら、どんなに楽しいかと思っていたけど、片道切符しか持っていない、当てのない旅だから、いつかは誰かが途中下車することがあっても全然それでいい。小田島さんだけじゃなくて、他のメンバーも、それぞれ暮らしがあるし、守るべき家族もいる。自分なんかの情けなくてちっぽけな音楽のために無理する必要はないって、いつもそう思っていたし、今でもそう思っています。

でも、今回は、結果的に小田島さんに無理をさせて、追い込んでしまった。
すべて自分の責任です。

色んな考え方があって、どれが正しいとか、自分には分からないし、賛否もあるだろうけど、自分にとってバンドメンバーは、演奏力やテクニック、グルーヴよりも、それ以前に人として、仲間として、家族のように一緒にいれることが大切だと思っています。「リスペクト」とか簡単には使いたくはないけれど、もっと深くて、でも単純にその人が好きかどうか、みたいな。
そういうメンバーで出す音が好き、本心としては。

それぞれの年代も性格も音楽の好みもバックボーンもバラバラ。
でも、良いと思える瞬間や価値感が一緒だったり、音楽の話を真剣にしたり、バカ話で朝まで盛り上がれること、最後まで変わらず、最高のバンドメンバーだったと思います。

コダシマさん、長い間、付き合ってくださって、本当にありがとうございました。
共に笑い、共に泣いてくれたこと、自分の音楽を好きでいてくれたこと、自分は決して忘れないですし、しっかり心に刻んで、音楽の旅を続けます。
今回の決断が良かったのか、悪かったのか、その答えも探しながら。

ラスト2本のライブ、宜しくお願い致します。

竹内 晃